「保存する」には、いくつかの段階があります
お花を保存すると聞くと、乾燥や加工の方法を思い浮かべるかもしれません。けれど、きれいに残すための時間は、お花を受け取った直後から始まっています。
生花の状態を整えること、加工方法を選ぶこと、完成したお花を適した場所に飾ること。この三つを分けて考えると、自分に合った保存方法を見つけやすくなります。
1.生花のうちに、思い出と状態を残す
花束やブーケは、まず全体が分かる写真を撮ります。正面だけでなく、横から見た形、花の重なり、持ち手、包装紙やリボンも撮影しておくと、加工後に元の雰囲気を確かめる手がかりになります。
その後は、お花に合った方法で水を与え、直射日光や高温、強い風を避けた涼しい場所へ置きます。花びらへ直接水をかけるのは避けてください。残したいと思った時点で早めに相談すると、お花の状態に合わせて選択肢を考えられます。
写真は、加工のためだけではなく思い出の記録にもなります。
お花だけの写真と、贈られた場所や手に持った姿が分かる写真の両方を残しておくのがおすすめです。
2.残したい姿から加工方法を選ぶ
平らにして飾る押し花、自然な風合いを楽しむドライフラワー、保存液を使って柔らかな質感を保つプリザーブドフラワー、元の花束を立体作品に仕立てる保存加工など、方法によって残る形や印象は異なります。
大切なのは、できるだけ元の色を感じたいのか、花束の輪郭を残したいのか、少しの花だけをコンパクトに飾りたいのかを考えること。すべてのお花を一つに入れる必要はなく、状態のよい花を選んで残す方法もあります。
3.加工したお花を適した場所に飾る
乾燥・保存加工をしたお花も、光や湿気、急激な温度変化の影響を受けます。直射日光が長時間当たる窓辺や、高温多湿になりやすい場所を避け、落ち着いた室内に飾りましょう。
ほこりや接触から守れるケース入りの作品は、お手入れの負担を抑えやすいのも特徴です。表面のほこりは柔らかい布でやさしく払い、花そのものへ水を与えたり触れたりしないようにします。
変化も含めて、思い出のお花
天然のお花は、加工後も時間とともに少しずつ色合いが変化します。生花のまま時間を止めることはできませんが、花びらの形や花束のまとまりを残すことで、その日を思い出すきっかけは暮らしの中に置いておけます。
fleur chèreでは、いただいたお花の状態を見ながら、一輪ずつ乾燥・加工し、奥行きのあるフレームへお仕立てします。残したい印象と飾る場所を伺いながら、無理のない形をご提案します。
Consultation
どの方法が合うか、迷ったときに
お花の写真や、どんなふうに残したいかをお聞かせください。まだ方法が決まっていなくても大丈夫です。
